Bitcoin(ビットコイン)を開発したのはサトシ・カモトという名前だけが明らかになっていますが、一体何者なのでしょうか。仮想通貨の中でも知名度の高いBitcoin、『誰が作ったのか』気になりますよね〜

Satoshi Nakamotoによって発表された論文
モクジ
2008年にサトシ ナカモト氏(中本哲、satoshi nakamoto)によって1つの論文、Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System が発表され、Bitcoinの存在が提唱されました。
サトシナカモトは、Bitcoinのソフトウェアのシステムの開発に携わっていた人物です。
しかし残念ながら、この人物の名前はわかっていても、その素性ははっきりしていません。サトシナカモトはBitcoin(ビットコイン)開発翌年の2010年、突然、開発の場から姿を消してしまったからです。
他に関わっていた開発者も彼の素性は一切知りません。
ビットコインを作った人は、サトシナカモトという名ではありますが、ハンドルネームの可能性も大いにあるため日本人かもわかっていないのです。
『Bitcoinの論文を発表した人物』ということのみの情報しかありません。
超天才サトシナカモトの正体を追う人々
そう今日までもサトシナカモトの正体には様々な意見があり、たくさんの人が推理をしています。
BBC NEWS:Australian Craig Wright claims to be Bitcoin creator
Newsweek:THE FACE BEHIND BITCOIN
wired.jp:この無名の天才がビットコイン発明者「サトシ・ナカモト」である証拠
P2P foundation(P2P財団)にあるサトシナカモトのプロフィール
ビットコインとサトシ・ナカモト騒動をめぐって
少し目を通しただけで、様々な億劫が飛び交っています。
- P2Pのサトシナカモトのプロフィールに記載があるからサトシナカモトとは、42歳の日本人、男性?
- ソフトウエアのソースコードのコメントにイギリス英語の綴りが見られるため、イギリス人なのではないか?
- 英語が流暢で論文に日本語が使われていないことから、日系人・日本人ではない?
これまで話題になった様々なサトシナカモト氏(仮)
全員(仮)のサトシナカモトであり、今ではサトシナカモト候補生が出てきてしまうほどです。
京都大学数理解析研究所 望月新一教授
京都大の望月教授がサトシナカモトなのではないかと、情報技術の先駆者であるテッド・ネルソン氏がYouTube上で主張し注目を集めました。
望月新一教授は、現代の数学の未解明である問題の中でも、最重要とされていた整数の理論、「abc予想」を証明する論文をインターネット上に発表して、注目を集めました。
「abc予想」は、解決に約350年かかった「フェルマーの最終定理」を証明できる理論といわれています。
その根拠は、望月教授が偉大な数学の研究者であること、ネット上で1本の論文を発表するスタイルが似ていること、日本人であることなどを挙げています。
しかし、世界中が注目される中 望月教授はサトシナカモト説を否定。
米ジョージワシントン大学 ニック・スサボ氏
米ジョージワシントン大学のニック・スサボ教授もサトシナカモトであると予想されました。
スサボ教授がサトシナカモトであると主張したのは、「スカイ・グレー」と名乗る研究者でした。
アメリカIT系ネットメディア「TechCrunch」は、スカイ・グレー氏にインタビューをして次のような主張を記事にしています。
「スサボ教授が1998年から中央銀行の制約を受けないデジタル通貨の開発を手がけ、後に「ビットゴールド」と呼ばれるシステムを構築しており、それがビットコインにつながった。」
このような理由を根拠に、ニック・スザボ教授がサトシナカモトであると主張しましたが、ニック・スサボ教授は、 特にコメントをしていません。
オーストラリア人投資家 クレイグ・スティーブン・ライト氏
ライト氏は「私がビットコインを発明した」と自ら名乗りでました。
Bitcoinの基本概念の発明をしたと明らかにして、技術的な裏付けを公表します。
そしてビットコインの主な開発チームも、ライト氏が発明者だと述べました。
BBCの取材に対しては、「発明者しか知りえない情報」を示しその裏付けを強固なものにしています。ビットコイン財団の事務局長も「彼がサトシナナカモトだと確信している」と話しました。
ライト氏がなぜ自分がサトシナカモトだと主張したのか。
それは、マスコミの憶測に終止符を打ちたかったからと説明しました。
なぜ長い間、名乗り出なかったのかという質問に対して、 「秘密にしておきたかった。公表することは私が望んだことではない」 とBBCの取材で語りました。
彼がサトシナカモトである可能性は極めて高いものの、一部のエコノミスト誌は、彼が提示した証拠が、彼をサトシナカモトとして決定的に裏付けるものではないと主張しています。
では一体サトシナカモトは誰なんだ?
それは、サトシナカモト本人にしかわからないことです。
Bitcoinを元に様々なアルトコインも誕生しています。仮想通貨市場ではサトシナカモト氏の名を知らない人はいないでしょう。信憑性も高く、確実に本人だ、といってマスコミの前に現れる日は果たして来るのでしょうか?
